健康ワードは小出しにして消費者を躍らせている

まとめたくなったのでまとめてみた。ポリフェノール〜イソフラボンの流れは本当に計画性を感じる。
ポリフェノール
これによってワインがバカ売れした時代があった。健康食品がアルコール飲料ってのもまた珍しい。根拠がまた「フランス人には心臓病が少ない。フランス人はワインを飲む。だからワインを飲むと体にいい」という小学生でも見抜けそうな詭弁。後に「フランス人に心臓病が少ないのは、昔のフランスは(今と違って)食生活が良かったからだ」という論文が出されたりしたらしい(が新聞で見かけただけなので引用元明示できず)。
なおワインにはポリフェノールのうち、カテキンやタンニンが多いらしい。でもこの騒ぎの時にカテキンの話が全然出てこなかったのはなぜか。だってポリフェノール」じゃ大雑把すぎでしょ。ポリフェノールの中には毒だってあるんだし。
フラボノイド
ガムに入ってりとかしましたね。で、実はフラボノイドはポリフェノールの一種。
イソフラボン
大豆のアレですな。で、実はイソフラボンはフラボノイドの一種。とここまで書けば察しのいい人は気付いてるでしょうが、大きいカテゴリから崩して健康キーワードを作ってるんですね。これを使ってブームを小出しに作っていこうって戦略なんですな。ちなみにカテキン(お茶)とかルチン(そば)もフラボノイドの一種。これもブームになりましたな。
ちなみにイソフラボンが体にいいとされるのは「女性ホルモン様作用があるから」と言われていて、「ホルモン様物質で体をどうにかしよう」って発想は「ピルを飲んだら避妊ができる」ってのと原理は一緒。なんか危なそうでしょ?っていうか、あぶないんです。食品安全委員会によると、フランスなどでは一日許容摂取量が1mg/kg(60kgの人で60mg)に設定されてます。まあ、毒と薬はなんたらってやつですね。
アミノ酸
健康にいいかどうか以前にないと死ぬ。たんぱく質を分解すればアミノ酸になるので、肉・卵・乳類をまんべんなく食べていれば別にアミノ酸の状態で取る必要はない。
アミノ酸からは逆に筋肉などが作られる。これを利用したのが「アミノ酸ダイエット」。運動して筋肉がついたら基礎代謝が上がって結果として脂肪の蓄積が減るという、ごくごく当たり前のことを難しく言っているだけ。つまり「足りないアミノ酸を補給して筋肉をつけるのを促進する」のが「アミノ酸ダイエット食品」。
でもこれって運動選手が飲んでる「プロテイン」とかその類と原理は全く同じで、スポーツ店に行けば多分ほとんど同じものが格安で手に入る。なお、ヴィダー社のプロテインには、「増量用」と「減量用」の二種類の商品があるのだが、「アミノ酸ダイエット食品」を売り出しているマツモトキヨシには「減量用」が置いてない。「アミノ酸ダイエット食品」と比べるとひっくり返るくらい安価なんだが。
ちなみに毒性があると信じてる人が結構多い「化学調味料」もアミノ酸の一種なんだが、アミノ酸飲料のラベルをみるとこれらがしっかり添加されていたりする。
マイナスイオン
そもそも存在しない。散々叩かれたので書くまでもないと思う。いちおう、これ→Wikipedia: マイナスイオン
高濃度酸素水
Wikipedia:高濃度酸素水。疑似科学もここまでくるともうついていけない。「活性水素水」とか「超軽水」とかも。
GABA
さんざん叩いたので略。